旅するように
学生時代、フラフラと海外を旅をしていた時期がありました。アジア各地や南米など、あまり計画はたてず、いたい場所にいたいだけいる、気がすむと別の場所へ移動する、そんなスタイルでいました。今は自由に旅することはできませんが、気持ちだけは旅するように生きていたい、そう思っています。
以前、自由大学の旅学という講座を受けたことがあるのですが、その中で感銘を受けて、実践したいと思っていることがあります。
生活の中に核となるものが、3つ以上あると、旅をしている時のような感覚で生きられるというのです。
たしかに1箇所を往復する旅行と違い、幾つかの場所を移動する旅には、単なる往復にはない広がりがあります。
移り変わる景色、一期一会の出会いや別れ、移動していくと、積み重なっただけ旅を味わい深いものにしてくれます。
これを生活に置き換えると、仕事と家の往復のほかに趣味やライフワークを加えると、色々な関わりが増え、豊かな生活が送れるような気がします。
一生懸命に仕事に打ち込んで必死に頑張っている時から、ふと離れ、別の観点から仕事や家庭をみつめた時、新たな考えやアイディアが生まれてくる気がします。それが、直線、三角形、四角形、五角形と増えれば増えるほど、何本もの糸と糸が混じり合い、旅をしている時のワクワク感が日常にも感じられるのかもしれません。
出産する前は、子供ができたら自分の生活はもっと不自由になる思っていました。
もちろん仕事や生活にも制限はありますが、それ以上に子供のいる生活は、私の生活に潤いと新しい発見をくれました。
こうして家族の写真をもっと撮りたいと思えたのも息子のおかげです。子供との生活は、私の日常を旅する感覚に導いてくれています。
さて、次はどこへ旅しようかな♪