アリとキリギリス

”アリとキリギリス”の紙芝居を読んでいると、ポロポロと涙を流して、腕で涙をぬぐっていたんです…

4歳になる長男のお迎えの時に、そんなエピソードを伝えながらウルウルする先生に、私もウルウル…

童話の世界に感情移入できることができるだなぁと、嬉しくて嬉しくて、帰り道「どんなお話しだった?」
「どう思ったー?」ついついたくさん聞いてしまいました。

そのアリとキリギリスのお話しって、そもそもどんな話だったっけ??真面目にコツコツと働かなくてはダメよって内容だったかなぁと思い検索してみると、結末が全部で3つもあるようです。

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否した。しかし気の毒に思った別のアリが、食べ物を施し、そのお礼にキリギリスがバイオリンを奏でる。キリギリスはアリを見習って真面目に働くことにした。

一般的なあらすじは、こんな内容でしたが、原作は食べ物を分けてもらえずに、餓死してしまうというストーリーでした。

こ、これだとしたら幼児にはかなり強烈な内容。。自業自得、、バッサリという感じですね…。

最後の一つは、食べ物を分けることを拒否したアリに、「もう歌うべき歌は全て歌った。君は僕の亡骸を食べて生き延びればいいよ」と言って死んだ。実は、全てを見すえて生きている時間を命がけで楽しんでいた。
こんなストーリーもありました。

私が小さい頃は、後先を考えずに過ごすと後でツケが回ってくる、コツコツ真面目に働きましょう、 時代背景もあって、そんな教訓を学ばされていたのかなぁと思います。また、困った人を助けられる優しい人になってね。ということも伝えていたのかもしれません。

でも改心してアリのように働く、なんだか押し付けがましいような、そんな気にもなります。。
なので、一番最後のストーリーが一番しっくりくる!

この時に死んだとしても、大好きなバイオリンを奏でて、命を全うしたキリギリスの潔さは憧れです。こんな風に一瞬一瞬をキラキラと生きられたらなぁと。

キリギリスのバイオリンに元気づけられたアリだっているはずなんです。遊んでいるようで、人の心に響くバイオリンを弾けるようなるまで、どれだけ練習を重ねてきたのかわかりません。

幸せの尺度は人それぞれ…。どんな生き方の人も、お互いに尊重できたらいいな、子供たちにも自分の信じる道を生きていってほしいなぁと思います。