相思相愛


長男が生まれてまもなく亡くなった祖父の死から3年、祖母が104歳で永眠しました。

亡くなる1日前、祖母が最後に口にした言葉は、「眠たい」「ばか」「お父さん(祖父)は?」だったそうです。

認知症になり、時に子どもの顔も分からなくなった祖母でしたが、祖父のことは最期まで覚えていたようです。

祖父と祖母は幼馴染みで、祖父は祖母のことが大好きだった記憶があります。

祖母が入院した時などは「ばーちゃんの顔を見ないと一日が終わらないんや」と。

祖父が亡くなって、ショックを受けることを避けるために、”祖父は病院に入院している”と伝えていたようですが、時折「お父さん…」と空になったベットを見て泣いていたそうです。

相思相愛。そんな言葉がぴったりな夫婦でした。

戦争を体験し、その中で子供たちを育てあげ、たくさんの苦労もあったはずですが、想い想われ、101歳まで共に連れ添うことができた祖母は本当に幸せな人生だったろうな、心からそう思います。

今頃天国で「遅かったやないか、寂しかったでー」「ごめんなさい、お待たせしちゃって」久々の再会を喜んでいるのかな、と思うと、なんだかほっこりとした気分になりました。