プロはどんな時でも

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カメラマンを生業としている身としては、やっぱり自分の出産時の写真は自分で撮りたい!密かにそんなことを思い描いておりました。

意気込んで一眼レフカメラを持ち込んでおりましたが、、、全くもって余裕はありませんでした…。持っていてもおそらく握り壊していたような気がします。

それでも人生でこれほど気持ちが高ぶる時なんてそうはありません。やっぱり写真を撮りたい気持ちがメラメラ!

出産直後に助産師さんが、「先生は写真撮るの上手なんですよー」と教えてくれたので、

「じゃぁ撮ってもらおうかな・・」というと、

「プロはどんな時でも撮るんだ」とお手拭きとカメラをさっと手渡してくれました。

無愛想で検診の時も多くを語らない先生でしたが、その一言が、とっても重みのある一言で、しばらくたった今でも、思い出し、心が熱くなります。

まさにプロフェッショナルの流儀なのだなと。

医学が発達しても何が起こるかわからないお産です。

実際、安産といわれたものの、出産直後の息子は、肺呼吸がままならず、顔は真っ青となり、酸素吸引、保育器へ入ることになりました。

さらに黄疸もでてしまい、真夜中の授乳にナースセンターにいくと、先生や助産師さんたちが慌ただしく駆け回り、緊迫した空気に包まれていました。

産院は幸せばかりの空間ではなく、命の現場なんだという思いを新たにした気がします。

幸いにして無事出産することができましたが、一歩間違えばその真逆もあります。大きな喜びと絶望は紙一重で、そんな緊張感をずっともってこられた先生には頭があがりません。

個人病院でありながら多くの助産院の緊急受け入れをされており、多くの産院が訴訟のリスクを負うのをさけるため、やりたがらない帝王切開からの経膣分娩をしてくださるのも、自らの仕事へのプロ意識と自信、周囲からの信頼もあついのだと思います。

日々、24時間休むことなく、どれほどの責任と覚悟を持って生きているんだろう…

そんなことを考えると、「プロはどんな時でも・・・」

この一言の重みの衝撃がすごくて、出産直後にもかかわらず、私もこんな風に、もっと丁寧に、真摯に自信を持って仕事しよう!!!そんな気持ちにさせてもらいました。

素敵な先生との出会いに感謝です。

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